【2024年2月6日更新】
『謎の円盤UFO』というレトロ特撮
私は小学生の頃、『謎の円盤UFO』というイギリスのSF特撮ドラマに夢中になりました。
ストレイカー司令官(エド・ビショップ)が率いる地球防衛組織SHADOが、宇宙からの侵略者UFOと戦うという物語です。この作品は、1970年から1971年にかけて日本で放送され、UFOという言葉を一般に広めた先駆的な作品です。
実際の放送時間は、日本テレビ土曜20時からで、裏番組にはあの怪物番組の「8時だよ全員集合!」をやっていたのでリアルタイムでは見ていないですね。
小学校から帰って、夕方まで近くの友だちの家横の原っぱで野球をしながら遊んでいました。
17時30分くらいかな、友だちの家に上がり込んで見ていた記憶があります。再放送でしょう。
作品の特徴
『謎の円盤UFO』はジェリー・アンダーソンとシルヴィア・アンダーソン夫妻が制作した作品で、彼らは『サンダーバード』や『キャプテン・スカーレット』などの人形劇で有名です。
しかし、この作品は彼らが初めて人間の俳優を起用した実写作品です。そのため、人間の感情やドラマがよりリアルに描かれています。
また、この作品は当時としては近未来にあたる1980年代を舞台にしています。
そのため、コードレス電話やムーンベースなどの未来的な技術やデザインが登場します。特にUFOを迎撃するためのメカニックは、インターセプター、シド、スカイダイバー、シャドーモービルなど、それぞれに役割分担がされており非常に魅力的です。私は子供の頃これらのメカに憧れていました。
プラモデルも発売されていましたし、親に頼んでいくつか買ってもらいました。多分、UFOの円盤とスカイダイバーの2種類でしたね。UFOの円盤は天井から釣り糸でぶら下げて回転させて眺めていました。
そして、声優さんも素敵でした、日本語吹き替えのストレイカー司令官の声を、広川太一郎さんの声がカッコよかったことを、フリーマン大佐の声を小林昭二さんの声がピタリとハマっていたなと思い出します。
※広川太一郎:バットマン、ブルース・ウェイン
※小林昭二 :ウルトラマン、ムラマツキャップ
この作品の特徴として、もう一つ忘れてはならないのが音楽です。作曲家のバリー・グレイはこれまでのアンダーソン作品でも素晴らしい楽曲を提供してきましたが、この作品ではオーケストラとロックバンドの融合に挑戦しました。
オープニングテーマは壮大なオーケストラのイントロに続いて、ドラムやギターのリズムが加わり緊張感とスピード感を高めます。エンディングテーマは哀愁漂うメロディーに女性コーラスが重なります。また、各エピソードに合わせて様々なジャンルの音楽が使われています。
例えば、第1話ではジャズやボサノバがムードを作り出し、第2話ではサイケデリックな音楽が不気味な雰囲気を醸し出します。音楽はこの作品の世界観や感情を表現する重要な要素となっています。
作品の魅力
『謎の円盤UFO』は単なるSFアクションドラマではありません。実はこの作品には深いテーマやメッセージが隠されています。
例えば、UFOとは何なのか?彼らはなぜ地球にやってくるのか?彼らとのコミュニケーションは可能なのか?などの問いが提示されます。
またSHADOのメンバーたちは、極秘の任務のために、家族や恋人との関係や自分の人生を犠牲にしなければなりません。
彼らは自分たちの行動が正しいのか、疑問や苦悩を抱えながらも地球を守るために戦い続けます。
この作品は宇宙人との戦いだけでなく、人間としての生き方や倫理についても考えさせられる作品です。私は大人になってからも、この作品を見返すたびに新しい発見や感動があります。
この作品は時代を超えて今も色あせない名作だと思います。
この作品の魅力として、もう一つ挙げられるのが、特撮技術です。この作品では人形劇で培われたミニチュアやワイヤーなどの手法に加えて、ブルーバックやフロントプロジェクションなどの最新の技術が使われています。
特にUFOやインターセプターなどの飛行物体の動きは、非常に滑らかでリアルです。また、月面や宇宙空間の描写も、当時の水準をはるかに超えています。
特撮監督のデレク・メディングスは、この作品でその才能を存分に発揮しました。特撮シーンは実写シーンと見事に融合して、作品の迫力と臨場感を高めています。
Amazonでサントラ購入
サントラを見つけてしまいましたので、思わず衝動購入してしまいました。
かなり古い作品ですが、CDの音源はクリアでハイクオリティなサウンドで購入出来ます。
本日、2月2日、午前ポチッと注文したら、本日中配達になっていて、「えっ本当?」と思いながら、夜の8時にはポストに入っていました、半日で届きました。どこから送ってきたの?
新品でしたよ。
何十年も経って衝動買いしてしまいました。
Amazon Music Unlimitedで配信しているHDオーディオで、メイン・タイトルを聴いた時はゾクゾクとして大満足でした。
めちゃくちゃオシャレでカッコイイサウンドですね。
懐かしかったです。
古いのにこんなにカッコイイサウンド作ってて、すごいですね。
子供番組とは思えない音楽ばかりです。
大人になって聴くと聞き惚れてしまいました。
コレもウォークマンに入れて、MDR-EX800STで聴くぞ〜。
コレはお宝の1枚になりそうです。
Amazon Music Unlimitedにも、配信されていますし、mp3が販売もされています。
まとめ
『謎の円盤UFO』は、私が小学生の頃に夢中になった作品です。この作品は未来的なメカやデザイン、リアルな人間ドラマ、深いテーマやメッセージなど多くの魅力を持っています。この作品は私にとって、忘れられない思い出となっています。
そしてその当時としてはかなりコスチュームが大胆でセクシーな衣装を女優さんが身に着けておられましたが、小5の子供らには全然響かず、宇宙人とシャドーの戦いとメカに目が釘付けでセクシーな女性より、ストレイカー司令官やフォスター大佐などのイギリス人俳優のカッコよさに夢中でした。
20年くらい経って、大人になって再放送を見る機会があり、図鑑などが発売され購入して見た時に、結構、子供には際どいセクシーさが大胆に画面で見れていると状況にびっくりした思い出があります。
もし、あなたもこの作品に興味があれば、ぜひ一度観てみてください。きっとあなたもこの作品のファンになるはずです。
参考文献資料