2024年3月14日更新
「姉ちゃんの恋人」Amazonプライムビデオ
ドラマ「姉ちゃんの恋人」は私が好きなドラマです。
出てくる人々の優しさが沁みるドラマです。
セリフに優しさが込められていて久しぶりにセリフをしっかりと聞いたドラマでした。
4年前の2020年コロナ禍に放送され、年末に最終回を迎えてからも何度も見ています。
一度デッキから削除してしまって、保存しておけばよかったと思っていたら、不思議なことに翌年すぐに再放送が放送されて、無事すぐに保存し直しました。
Amazonプライムビデオでも配信されてそれも何度も見ました。
ある意味、マニアですね。
姉ちゃんの恋人!これめっちゃ好きだった!岡田 惠和さん脚本のしんどい描写もあるけど、明るく優しい気持ちになれるドラマ!サバサバ姉ちゃんの有村架純ちゃんと闇を抱える林遣都くん、親友にほしい奈緒ちゃんもいる。このドラマで髙橋海人くんの演技を初めて見たんだよな〜ミスチルの主題歌も◎ https://t.co/zn6FoN5IzK
— ひろ (@hiro_dorama) 2023年12月8日
https://x.com/hiro_dorama/status/1733144718018519083?t=0IpSWmcOGGZMuOimKZP9wA&s=09
家族から呆れられていますから、家族が出掛けた時にまとめて見ています。
このドラマを録画やAmazonプライムビデオなどで10回くらい見ていて、なぜこのドラマが好きなのか、なぜこのドラマにハマってしまったのか、
ドラマ「姉ちゃんの恋人」について
このドラマは有村架純さん主演で、高校3年生のときに両親を亡くした桃子(ももこ:有村架純)が3人の弟を養うためにホームセンターで働きながら配送部の真人(まなと:林遣都)と恋に落ちるというストーリーです。
誰にでも人に言えない秘密の一つくらい持っていると思います。
その事がドラマに深みを与えていると思います、岡田惠和さんの脚本で人間の優しさや家族の絆を描いた感動作です。
私はこのドラマが大好きで毎週楽しみに見ていました。では、どうぞご覧ください。
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なぜ、面白いの?
私がこのドラマを面白いと思った理由は、主に3つあります。
登場人物たちが魅力的で、共感できるところが多いということです。
桃子(有村架純)は弟たちのために自分の夢を諦めても、決して不満を言わない明るく前向きな女性です。真人(林遣都)は過去に犯した罪を背負っても、誰かを傷つけないように生きようとする優しい青年です。
弟たちの和輝(かずき:高橋海人)、優輝、朝輝はお姉ちゃんを尊敬し、助け合い、仲良く暮らす可愛い兄弟です。桃子の親友のみゆき(奈緒)は桃子の恋を応援し、時には厳しくアドバイスする頼れる友人です。
桃子の上司の日南子(ひなこ:小池栄子)は仕事も恋も一生懸命で、桃子のことを気にかける優秀なリーダーです。真人の上司の悟志(さとし:藤木直人)は真人の秘密を知りながらも、彼を信頼し支える温かい人物です。
真人の母の貴子(たかこ:和久井映見)は真人を心から愛し、守ろうとする強い母親です。このように登場人物たちはそれぞれに個性的で、人間味があって、親しみやすいです。彼らの喜びや悲しみ、葛藤や成長に、視聴者は感情移入できます。
ドラマのテーマが深くて考えさせられるということです。
このドラマのテーマは私にとっては「人と人との繋がりの大切さ」と「自分らしく生きること」です。
桃子と真人はそれぞれに辛い過去を抱えていますが、出会って恋に落ちることでお互いに支え合い、癒し合い、前に進む力を得ます。
また、桃子は弟たちとの家族の絆を大切にし、真人は母との親子の絆を再確認し、みゆきや悟志などの友人や同僚との絆も深めます。
このドラマは人は一人では生きていけないということを教えてくれます。そして、桃子は自分の夢を諦めても弟たちを幸せにするという決意を貫きます。
真人は自分の罪を背負っても、誰かを傷つけないように生きようとします。
このドラマは自分らしく生きることの難しさや美しさを描いてくれます。
ドラマの演出が素晴らしくて感動的です
このドラマは岡田惠和さんの脚本がもともと素晴らしいのですが、それをさらに引き立てる演出が施されています。
例えば桃子と真人が初めて出会ったときに桃子が持っていた地球のストラップが壊れているのに気づいた真人がこっそり直してくれるシーンです。
これは2人の心が通じることの象徴となっています。また桃子が真人に小さい赤い車でドライブデートしたいという夢を話したあと、2人が別々の場所でその妄想をするシーンです。
これは2人の恋心が高まることの表現となっています。さらに桃子と真人がクリスマスの飾りつけを終えたあと、2人で肩を寄せ合いファミレスでうたた寝するシーンです。
これは2人の安心感や幸せ感を伝えてくれます。このようにドラマの演出は、視聴者の感情を揺さぶるものになっています。
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「姉ちゃんの恋人」好きなシーン
夜勤明け、家で仮眠している真人が悟志の電話で起こされて、
悟志「いやなんか上からの要請でな、店内をクリスマスの飾りつけするじゃん、もうすぐ」
悟志「でなんか気合い入れてやるらしいんだけど、うちから一人メンバー出せっていうからさ。
こう各セクションから人間集めて企画したりするんだそうで」
真 人「はぁ…?」
悟志「だからお前の名前を伝えといた」
真 人「はぁ…?、え、え、 いやいやいや、ダメですよ、そんなの俺。ダメです」クリスマスのミーティングメンバーになるよう勧められる。
嫌がる真人に、
悟志「いいんだって少しそういうことした方がお前は」と強引に18時の会議に出るようにすすめたのは真人の再起を促すためのきっかけ作りを始めるために悟志が諭すシーン。
引用元 姉ちゃんの恋人
クリスマスのミーティングで真人の意見が
真人「クリスマスって、幸せの象徴みたいなところあってて、キラキラしててで、もちろんそれでいいんですけど、なかなか、あんまりキラキラばっかりしてると、寂しかったり、一人だったり、なんか辛い思いとか持ってると目を背けてしまうっていうか、そういうのもあって、なんかそういう人? も、ちょっと触れたいなとか、見に来たいなとか思えるような、クリスマスだったらいいなって、それと木が好きなんで、本当の生えてる木?
贅沢なのかわからないけど、すごい電飾とかよりは、もちろん電飾とかほしいんですけど、本物のもみの木?
でっかいのとかいいなって、なんか触ってみたくなるような、木はやっぱりいいし、ほら、触るなばっかりだったから、木もだめなのかもしれないけど」
とコンセプトを話していると、桃 子 深く頷いている。桃子とコンセプトが、桃子のノートに、
『派手さより親しみやすさ。 幸せな人だけではなくて……寂しい人へ。 本物の、大きな、もみの木のツリー』真人とコンセプトが被っているところが、微妙に嬉しかったような気持ちが、同じことを思ってくれている人がいるんだとジーンとしている、ここが1番私の心に沁みたシーンでした。
第一話で、林遣都にこの世界に引き込まれてしまいました。
引用元 姉ちゃんの恋人
真人と悟志が休憩室でミーティング後にクリスマスのことを話している時、悟志に真人「助けてください」
悟志「え〜っ、イヤだ」とわざと拒絶する。
真人「助けてください、オレ、成功させたいんです」
悟志「成功?」
真人「仕事でこんな気持ち初めてで、みんなといっしょに取り組むって無いと思っていたから」
真人「今の仕事も好きですけど裏方っていうか、でもコレは、なんか楽しくって」
真人「すみません」
悟志「なんで謝るんだよ」
真人「ずっとじゃないし、ハロウィンの夜が終わったら元に戻るし、だからなんかうまくいくといいなぁと思うし、助けてください」
悟志「ズルい、真人、もう断れねぇじゃん」
真人「ですよね、だからお願いします」分かっているけど、悟ったように、悟志「はいっ」
というやり取りの、このシーンもいい上司だなぁと心にジ~ンと来ました。
引用元 姉ちゃんの恋人
大きなモミの木のツリー(本物の葉っぱがとても癒やされる綺麗さ)が設置されてライトアップされた時の感動、本物のモミの木のツリーがドラマで映し出された時はドラマの演出でも、とても綺麗でシンプルな美しい神々しい綺麗さで癒やされる見た目にみんなが喜ぶ感動のシーン。
桃子と日向子は真人と悟志を誘ってバーベキューをやろうと計画して、桃子や上司たちに誘われた真人はバーベキューを楽しんで、終わってからの帰り道に、桃子たち4人と歩きながら、真人は、桃子に
真人「忘れないだろうな、誘ってくれてありがとう、忘れないだろうな今日のこと、絶対忘れないだろうな」と、
もうこんなことは、これが最後なんだろうな、こんなに楽しいことはやってはいけないんだろうと思ったのか、ひとりつぶやく、歩きながら神妙な顔で聞いていた悟志は振り返って、真人を見ながらニコッと微笑む。他の人達といっしょに楽しんだりするのを諦めている真人の気持ちが痛いほどわかっていた。
引用元 姉ちゃんの恋人
桃子の叔父の川上(かわかみ:光石研)が、公園で真人と桃子の二人が歩いているところをタクシーから目撃して動揺する。真人の母親 貴子(和久井映見)の店に出向いて、自分の悩み、桃子にこれ以上重荷を背負わせたくないと動揺を狼狽えながら涙目で真人の母親の貴子に告白する。真人の母親の貴子は
貴子「友達じゃないですか」
と言って慰めてくれるシーン。
引用元 姉ちゃんの恋人
桃子が配送部に真人に会いに来て、過去の出来事を打ち明ける。自分は君に相応しくないと交際を拒否すると、事件のことを知ってしまった桃子が「嫌!」としがみつくシーン。
それを悟志が気づいて見てしまい、真人に辛くても仕事を辞めるなと説得するシーン。
悟志が配送部に居るのは24日までだと真人が知って、がっかりした真人に悟志は向き合っている。
真人「24までなんですか?」
悟志「そうなんだ〜。」
真人が、小さな声でそうなんだぁ沈んだ声でつぶやく。
真人が不安そうに、
真人「えっ、で、どこ行くんですか?」
悟志は微笑みながら、
悟志「う〜ん、今は聞くな、その内分かる。」
真人が沈んだ表情で、
真人「悟志さん、あっ、オレの、その〜。」
悟志は真剣な表情で答えた。
悟志「何処にいたのかは知ってるよ」
真人は不安な表情をしている。
悟志「知ってるのは、オレだけ。」
悟志「心配するなって、オレがちゃんと守る。」悟志はきっぱりと言い切る。
真人「なんで、そんな。」
悟志「ひと目見て、お前の事信用できるって思ったからかな。」
悟志「当たっていたか、オレの勘は」
真人、小さくうなづく。こういった二人だけの秘密の共有を悟志が守ってくれているという信頼が真人に安心感を与えているシーン。
引用元 姉ちゃんの恋人
行きつけのバーで日向子と悟志が絡むシーン。心理描写と会話シーンのコラボレーションがコミカルで、ドラマ全体が暗くても、適度にコミカルな会話を差し込み、全体が暗くて悲しい話しにならないように演出する。
ホッとするシーン。こういった心をぎゅっと沁みるようなシーンが多く、真人を守って上げようとしている悟志の温かな言葉や行動が感動して、私は見入ってしまうのです。
こういう世界好きだなって、何かに悩んでいるけど、自分のために誰も困らせたくないと懸命に生きて、関わってくれた人たちに感謝している。
しかし、突然昔の過去の出来事がフラッシュバックして苦しんでいる真人がかわいそうに感じてしまう。でも、周りの人たちの優しさで乗り越えていこうとする。この世界はちょっとしたことがキッカケで、危ない領域に引きずり込まれる。油断は禁物なのです。
真人と桃子が買い物帰りに、二人組の男たちとトラブルになった。
真人が必死に謝ったが相手は許そうとしなかった、人気の無い所へ連れ込んて二人に襲い掛かってきた。
真人はここで昔みたいになってはいけないと桃子だけは守り通さないと傷つけられてしまうと感じ、殴られ、蹴られながらも、桃子を体で庇い続けた。
和樹のナレーション「この世界は愛だけで成り立ってるわけじゃないし、いい人だけしかいないわけじゃない。一歩道を曲がれば、そこには、得体のしれない、悪意とか暴力とかがあって……それはきっとなくなることはなくて」
ドキドキとしてしまうシーンだった。
前の事件の二の舞いなのかとハラハラして心配してしまった。
せっかく付き合い始めた二人がダメになってしまうのかと見ていて思ったのです。
一番心配になったシーンだった。
引用元 姉ちゃんの恋人
まとめ
以上、私がドラマ「姉ちゃんの恋人」について考察したブログ記事でした。
このドラマは、登場人物たちが魅力的です。
有村架純の可愛さだけを全面に出すのではなくて林遣都の繊細で透明感ある演技、姉御肌があり頼り甲斐のあるサッパリして楽しい小池栄子、爽やかで思いやりに溢れた藤木直人。
そして長男和樹の俯瞰で見る、桃子や真人の恋愛模様や和樹の心情をナレーションでドラマを優しく包んでくれる等の出演者の演技がドラマにマッチし、ドラマのテーマが深くて、ドラマの演出が素晴らしいということで、私はとても感動しました。
このドラマを見て人と人との繋がりの大切さと、自分らしく生きることを改めて考えさせられました。
実際にこのドラマに出てくる登場人物は優しい人たちばかりで、優しい人たちに囲まれた守られているようなホッとするシーンが多い気がしますした。
優しさに溢れて、色んなシーンのセリフに、私はジーンとくることが多かった。
その優しいセリフがハマる要因なのかと思いました。
私だけかもしれないし、他の方は何だ普通じゃないと思われるかもしれません。
最近、人に優しくされていないのかもしれませんね。優しさに飢えているのかも、そういう時に見たから、カチッと心掴まれたのかもしれないですね。
気分が落ち込んでいる時なんかに見ると、セリフの優しさにジーンと来てしまうドラマだと思いました。
みんなの優しさをテレビで浴びると、なんだか目の前のモヤが晴れてくれるような、うれしい気分にしてくれます。
このドラマを見ていない方はぜひ見てみてください。きっと心温まるドラマに出会えると思います。
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