画像生成AIが進化し、スマホで新たな可能性の扉を開く!
近年、AI技術の進歩により、画像生成AIアプリが続々と登場しています。その中でも注目を集めているのが「Pictor(Free)」です。Pictorは、既存の画像をベースに、様々な加工や編集を可能にする革新的なツールです。
【Pictorの設定画面】
とてもわかり易く考えられており、すぐ操作することができます。
【Pictorの詳細設定画面】
本記事では、Pictorのメリットとデメリットを深く考察し、その真価に迫ります。
Pictor:無限の可能性を秘めた画像生成AIアプリ
Pictorは、既存の画像を新たな芸術作品へと昇華させる魔法の杖のようなアプリです。追加プロンプトや加工度合いの調整、アスペクト比の変更など、様々な機能を駆使することで、想像を超える画像を生み出すことができます。
別の画像生成AI で作成した画像を再加工
別の画像生成AI 『Image Creator copilot』で作成した画像の再加工をやってみました。
【Pictor基本画面】
詳細設定をクリックします。
(+マークの付いているアイコン)から、スマホ本体の画像ファイルを選択します。
ファイルから過去作成した画像を選択します。
選択したら、プロンプトを入力し、
加工の度合いを決めます。
strange(元画像の反映度)、CFGスケール(プロンプトの反映度)など他にも、除外項目など微調整が出来る項目があります。
とりあえず、この2項目がわかりやすく反映しますので、はじめは簡単に始められます。
iのマークをクリックすると細かなやり方が表示されます。
Pictorのメリット
既存の画像をベースに新たな表現を可能にする:
既存の画像を素材として活用することで、アイデアの枯渇を防ぎ、新たな表現の可能性を広げることができます。
高度な加工機能:
- 追加プロンプトの挿入: 画像に新たな情報を付与し、より具体的な表現を実現
【プロンプトを選択できます】
プロンプトを入力する欄の上におすすめのアイコンがあります。
まだ、女性向けのプロンプトしかありませんし、数が少ないですが、簡単に、向き、シチュエーション、表情などの項目が用意されています。
【それ以外の詳しいプロンプト入力】
それ以外の詳しいプロンプトはクリエイターさんの手入力で追加していきます、基本英語ですが、日本語は翻訳されます
- 加工度合いの調整:既存画像の再現度やプロンプトの採用具合などを微調整し、より繊細な表現を可能に
- アスペクト比の変更: 画像の縦横比を3種類の変更ができます、様々なレイアウトに対応
【画像加工】
【追加プロンプト+アスペクト比変更】
- 作成画像の高画質化:倍の大きさ(長辺を最大2040px)までそのままの画像を生成できます。
これらの操作により、ユーザーは想像を超える画像を生み出すことができます。
追加プロンプト、加工度合いの調整、アスペクト比の変更、高画質化など、高度な加工機能により、細部までこだわり抜いた作品作りを実現できます。
- 無限の可能性:豊富な加工オプションとAI技術の組み合わせにより、無限の可能性を秘めた画像生成が可能です。
- 直感的な操作:シンプルで直感的な操作性により、初心者でもすぐに使いこなすことができます。
【ギャラリーのアイコンから、アプリで今まで作成した画像を選択できます】
別の画像生成AI 『Image Creator copilot』で作成した画像はアスペクト比が正方形(1:1)なのでアスペクト比の変更の再加工をやってみました。
加工したい画像を選んだあとに、ちょっと味付けでプロンプトを追加して(追加しなくてもよいですが)、アスペクト比を指定して、加工度合いの調整をする。
画像生成のアイコンをクリックするとCMが始まります。
完成です。
元画像をあまり変えずにアスペクト比を変えると変倍が掛かって出来上がりがおかしくなりますので、多少アレンジするか、別のアスペクト比変更アプリを使用した方が良いでしょう。
3Dから2Dに変更して、なかなかいい感じに仕上がっています。
気に入らなければ、戻って同じシード値でやり直しを何回もやらなければいけません。
1枚に30秒も掛かりますから、ある程度妥協しないと希望通りというには難しいですね。
無駄な時間が際限なく掛かります。
- 高画質:生成される画像は高画質で、解像度を高画素化(約2倍、長辺を最大2040pxまで)できます、印刷や商用利用にも対応できます。
Pictorのデメリット
- CM視聴:画像生成にはCM視聴が必要となり、フリープランの場合は1枚あたり30秒程度のCMを視聴する必要があります。
- 処理時間:複雑な加工を行う場合、処理に時間がかかる場合があります。加工をやり直すときはかなりの時間を要します。高画素化のときはスマホの性能によりますがGoogle Pixel4a(5G)で1枚、15分以上の時間が掛かりました。
【元画像:標準画質】
768px✕512px
【高画素化:ローエンドスマホで15分程度】
1,535px✕1,024pxまで、拡大されました。
見た目ボヤケていなくて綺麗です。
- 表現の限界:AI技術の進歩により表現の幅は広がっていますが、人間の想像力と比べるとまだ限界があります。
- AIが自動的に処理を行うため、ユーザー自身の想像力が求められます。上手く活用できない場合は、思わぬ結果に終わってしまう可能性もあります。画像処理に時間的な余裕がないと、相当な時間も掛かります。
- 倫理的な問題: 画像生成AIは、著作権侵害や倫理的な問題など、様々な課題を抱えています。クリエイター側の制限等が掛けにくく、出てくる画像は想像がつきませんので、作成後いろいろと検討する必要があります。
Pictorで作成した画像
1日、Pictorでブログ用画像の作成しましたが何枚か掲載します。
別の画像生成AI 『Image Creator copilot』で作成した画像の再加工も何枚かあります。
まとめ:Pictorは未来の創造性を担うツール
Pictorは、画像生成に革命をもたらす革新的なツールです。既存の画像をベースに新たな表現を可能にする高度な機能と、直感的な操作性を兼ね備えています。
一方で、CM視聴や処理時間などのデメリットも存在します。しかし、その可能性は計り知れず、未来の創造性を担うツールであることは間違いありません。
Pictorの再加工機能は、AI技術の可能性を大きく広げる画期的な機能です。デメリットを理解した上で、ユーザー自身の創造性と組み合わせることで、無限の可能性を秘めたツールとなるでしょう。
Pictorは、クリエイター、デザイナー、アーティストなど、様々な人々に新たな可能性をもたらしてくれるでしょう。
簡単ですがご紹介いたしました。
どうぞ楽しんでください。