QuadroDiary!自己満の理想の毎日:趣味と日記!

クアドロさんの自己満足の、ちょっとだけ秘密な日記を公開、読書、ドラマ、音楽鑑賞、生成AIなどの諸手続きの忘備録

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【忘れられない人】過去日記025:嫉妬と駆け引きの日々:マユミがボクに仕掛ける意地悪の理由

【切ない恋心】過去の恋、忘れられない君へ綴る秘密の日記

大切な日記を開き、懐かしい情景を思い出すたび、PixAIやPictorなどでその一瞬をビジュアル化するのが私の楽しみです。
夢のような彩りに仕立てられた思い出は、より心に染みわたります。
ときには切ない気持ちもよみがえりますが、そんなひとときもまた大切にしています。

  • ひとコマの再現が鮮明
  • 隠れた想いが花開く
  • 秘密のシーンを公開

そんな時間が宝物です。

夕暮れのオフィス、二人の間に揺れる感情

終業チャイムが鳴り響き、オフィスに少しだけ緩んだ空気が流れた頃、ボクはマユミに頼まれていたイラストの作業を終わらせた。もっとも、8点中7点だけだが。

「あと1点だけだから」
彼女にそう告げると、マユミは少し眉を上げて意地悪そうに笑った。

「まだ、あるよ」

その一言に僕は一瞬だけ息を詰めた。

「あ、あー……」

言葉に詰まるボクを見て、彼女の声が少し高くなる。

「もしかして、私の仕事が嫌ならNちゃんのところに行けばいいじゃない?」

過去日記意地悪

その言葉に、僕は思わず「えっ」と目を見開いた。

Nさんは、別エリアの担当の10歳以上年上の面倒見の良い先輩おばさんだ。彼女とはいつも仲良くしている所をマユミに覗かれてる。

午前中、しっかり作業の手順を勉強をしてきたのに、なぜそんなことを言うのだろう?

 

思わず動揺しているボクを見て、マユミは勝ち誇ったように笑みを浮かべた。

「なに赤くなってるのよ~」

「赤くなんか……なってない……!」

けれど、正直顔は熱い。それを悟られるのが悔しくて、勢いよく言い返した。

「赤くなってる、なってるって!」

まるで子どもの喧嘩だ。ヤケになった声を投げかけたボクは、その場を収めるように告げた。

「もう帰ろう。さよなら」

そう言って、早足でオフィスを後にした。

──
今日の昼過ぎのことだ。

マユミの隣の席にいる若い後輩――僕が勝手に“若いツバメ”と呼んでいる男が、ぽつりと休み希望を切り出した。

「○○日、休みたいんですけど……」
すると、マユミが少し間を置いてからこんなことを言い出した。
「あたしも休む」

その言葉の後、ボクの方を見ながら彼女は楽しそうに笑いながら付け加える。

「フフフ、あたし達、噂になっちゃうかもね~」

過去日記意地悪
冗談混じりにそんなことを言う彼女。

ボクは内心「まただよ…」とため息をついたけれど、顔には出さなかった。

マユミは、ボクの気持ちを知っている。だからこそ、時々こうやって嫉妬を煽るようなことを言うのだ。彼女の挑発に付き合うのは疲れるけれど、それでも彼女が気になる。

彼女はよく言う。「あたしが目の前にいないほうが気が楽でしょ?」

その一言がボクの胸に刺さる。でも、これも彼女の冗談だってわかっている。もし後からメールで問い詰めたとしても、きっと「冗談よ~」と涼しい顔で返されるに違いない。

最近は、そんな彼女にメールを送る気も起きなくなってきた。
ボクのこと、嫌になったのかな。
それともただの意地悪?

明日、どんな顔で彼女に会えばいいのだろうか──。

ベッドに横になりながら、そんなことを考えてしまう自分が少しだけ情けない。けれど、それが今のボクの“恋”なのだ。

あっ、明日、マユミ休みだ。

コメント
  • みぃ。 みぃ :やっぱ気になるのですね。
  • …いつまでも恋心を☆真っ直ぐ生きるね :なんだか胸がキュンとして…良いのです。味わって下さいね~楽しそ〜
  • ゆりりん ゆりりん :マユミさん、ナカナカやりますね~さすがとぃうカンジ、ヒロさんを、こんなにヤキモキさせるなんてっ